今回のお題は
「天然本くえを吟味する!」
なぜ「本」という文字がついているのか?!
それは、「偽くえ」ではないということを示しています。
たとえば「鯛」。
チダイ・コショウダイ・クロダイ・ブダイ・アマダイなどなど
鯛という名前が付く魚も多いですよね。
その中で本当の鯛は「真鯛」と呼ばれます。
「くえ」の場合。ハタ科に属しますので似たような魚は多いのは当然。
しかも、ハタ科の魚は高価なものが多いし
食べたら当然ウマイ!
昔から、似たような魚は全て「くえ」と呼ばれていたということもありますが
「本くえ」(真くえとも呼ばれる)とはやっぱり違います。
身だけになっていた場合は専門家でも判別が難しいと言われます。
その正真正銘の「天然本くえ」を味わっていただきます。
さて、本日集まったお酒はこちら
初夢桜 純米吟醸
孝の司 純米吟醸無濾過
梵 大吟醸「日本の翼」
常山 大吟醸
酔鯨 特別純米酒(八反錦)
松の寿 純米大吟醸 17BY
志太泉 純米吟醸
小夜衣 活性にごり「爆弾」
喜楽長「天保正一」
醴泉 純米 山田錦
獺祭 純米大吟醸50本生
まつのつかさ 純米吟醸「楽」
尾瀬の雪どけ「大吟醸」出品本斗瓶
寿喜心 純米大吟醸「昔造りの酒」
雨後の月 純米吟醸
そして、本日のお品書きですが
・前菜3種
(はもてり焼き・祖父江のぎんなん・松茸とほうれん草の炒め煮)
・天然本くえのあら煮
最初からド~んと!今日一番のおすすめです。いつも思うことなんですが、あら煮が一番うまいなぁと、味見していていつもそう感じます。ぶりと同じく大根といっしょに炊くのですが、大根にも旨味がしみててこれも最高!骨までしゃぶり尽くさずにはいられないことでしょう。
・甘えびといくらの醤油漬け
ここから生もので攻めます。(笑)甘えびといくらのコンビネーション。ただ単に思いつきで混ぜてみただけなんですけど、やってみたら案外いけましたね。(ヲイ)
・鰹の石ラーユッケ
良い鯖が見当たらず、良い鰹に出会ってしまったのでこちらにしました。今年最後でしょうかねぇ。
・天然ぶり・うに
ますます脂が乗ってきた天然ぶり。そして、北海道産のうにが安かったので少しだけ。
・天然本くえの唐揚げ
味付けは塩と粗挽き胡椒のみです。食感が鶏の笹身のようにしっかりしてます。はじめてやってみましたが、日本酒に合うなぁ。
・天然本くえ鍋
最後のくえ料理。加寿也の使用する「くえ」はワザと脂の少ないものを使用します。その理由は、脂の乗った「くえ」は高価である。しかも、脂っこくて、沢山食べられない!からです。年をとると霜降りの和牛なんか最初はウマイけど途中でイヤになりませんか?それよりも、ロースとか、ヒレの脂の少ない部分に好みが移ってきたりします。やはり、ある程度食べないと喰った気にならないのは寂しいですからね。(笑)
まず最初は、くえの「あら」から食べていきます。
(好きなように食べてもいいんですが)
じっくりと煮込まれ、くえの旨味が野菜にも浸み込んでいきます。
くえ鍋もふぐと同じように「ちり鍋」です。自家製ポン酢でいただきます。
・自家製「唐墨」(からすみ)
うちで仕込んだ唐墨です。作ってから1ヶ月ほど経った状態です。普通は外側の皮をめくるのですが、面倒なので炙ってから切ります。でも、香ばしさが中々いいのです。
その二枚重ねは贅沢だなぁ。(笑)
・雑炊
最後は〆の雑炊です。最初はそのままで。2杯目はポン酢を少し掛けて食べてください。
・自家製ゆず白菜漬け
・お好みアイス(写真:あずき)
さて、如何だったでしょうか。
やっぱり「くえのあら煮」は神です!(笑)
そして私の腕は神業!(・∀・)\バキッ
次回は来年1月25日(日)「ふぐを吟味する!」
おたのしみに!
【写真提供:054さん】
和食 加寿也
「天然本くえを吟味する!」
なぜ「本」という文字がついているのか?!
それは、「偽くえ」ではないということを示しています。
たとえば「鯛」。
チダイ・コショウダイ・クロダイ・ブダイ・アマダイなどなど
鯛という名前が付く魚も多いですよね。
その中で本当の鯛は「真鯛」と呼ばれます。
「くえ」の場合。ハタ科に属しますので似たような魚は多いのは当然。
しかも、ハタ科の魚は高価なものが多いし
食べたら当然ウマイ!
昔から、似たような魚は全て「くえ」と呼ばれていたということもありますが
「本くえ」(真くえとも呼ばれる)とはやっぱり違います。
身だけになっていた場合は専門家でも判別が難しいと言われます。
その正真正銘の「天然本くえ」を味わっていただきます。
さて、本日集まったお酒はこちら
初夢桜 純米吟醸
孝の司 純米吟醸無濾過
梵 大吟醸「日本の翼」
常山 大吟醸
酔鯨 特別純米酒(八反錦)
松の寿 純米大吟醸 17BY
志太泉 純米吟醸
小夜衣 活性にごり「爆弾」
喜楽長「天保正一」
醴泉 純米 山田錦
獺祭 純米大吟醸50本生
まつのつかさ 純米吟醸「楽」
尾瀬の雪どけ「大吟醸」出品本斗瓶
寿喜心 純米大吟醸「昔造りの酒」
雨後の月 純米吟醸
そして、本日のお品書きですが
・前菜3種
(はもてり焼き・祖父江のぎんなん・松茸とほうれん草の炒め煮)
・天然本くえのあら煮
最初からド~んと!今日一番のおすすめです。いつも思うことなんですが、あら煮が一番うまいなぁと、味見していていつもそう感じます。ぶりと同じく大根といっしょに炊くのですが、大根にも旨味がしみててこれも最高!骨までしゃぶり尽くさずにはいられないことでしょう。
・甘えびといくらの醤油漬け
ここから生もので攻めます。(笑)甘えびといくらのコンビネーション。ただ単に思いつきで混ぜてみただけなんですけど、やってみたら案外いけましたね。(ヲイ)
・鰹の石ラーユッケ
良い鯖が見当たらず、良い鰹に出会ってしまったのでこちらにしました。今年最後でしょうかねぇ。
・天然ぶり・うに
ますます脂が乗ってきた天然ぶり。そして、北海道産のうにが安かったので少しだけ。
・天然本くえの唐揚げ
味付けは塩と粗挽き胡椒のみです。食感が鶏の笹身のようにしっかりしてます。はじめてやってみましたが、日本酒に合うなぁ。
・天然本くえ鍋
最後のくえ料理。加寿也の使用する「くえ」はワザと脂の少ないものを使用します。その理由は、脂の乗った「くえ」は高価である。しかも、脂っこくて、沢山食べられない!からです。年をとると霜降りの和牛なんか最初はウマイけど途中でイヤになりませんか?それよりも、ロースとか、ヒレの脂の少ない部分に好みが移ってきたりします。やはり、ある程度食べないと喰った気にならないのは寂しいですからね。(笑)
まず最初は、くえの「あら」から食べていきます。
(好きなように食べてもいいんですが)
じっくりと煮込まれ、くえの旨味が野菜にも浸み込んでいきます。
くえ鍋もふぐと同じように「ちり鍋」です。自家製ポン酢でいただきます。
・自家製「唐墨」(からすみ)
うちで仕込んだ唐墨です。作ってから1ヶ月ほど経った状態です。普通は外側の皮をめくるのですが、面倒なので炙ってから切ります。でも、香ばしさが中々いいのです。
・雑炊
最後は〆の雑炊です。最初はそのままで。2杯目はポン酢を少し掛けて食べてください。
・自家製ゆず白菜漬け
・お好みアイス(写真:あずき)
さて、如何だったでしょうか。
やっぱり「くえのあら煮」は神です!(笑)
そして私の腕は神業!(・∀・)\バキッ
次回は来年1月25日(日)「ふぐを吟味する!」
おたのしみに!
【写真提供:054さん】
和食 加寿也
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by itasan_18
| 2008-11-17 20:36
| 平成 吟味喰らぶ